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**本と乙女ゲーと雑記のブログ**

華アワセ フルコンプ

フルコンプしてからちょっと時間が経っているのですが、感想記事を。

このお値段でよくぞ作って下さった!と思えるボリューム。土日を含む5日間で終わりました。平日、仕事から帰ってヘトヘトでも3時間ほどPCに向わせて私にプレイさせた作品は久々でした(笑)。

 

蛟編は蛟√でハピエン1つ、唐紅√でバドエン3つ、姫空木√でバドエン2つ、いろは√でバドエン1つと全部で8つのED。

あくまで蛟の水妹前提なので、他の五光√でも主人公は蛟に惹かれているし、蛟を助けたいと思っている。それでも蛟√以外をひとつでもプレイすれば、いくら蛟を救うためとはいえ蛟以外の水妹なる他√は、主人公が泉姫として『選択を誤った』ということであり、言いかえればどんなに頑張ってもバッドエンドしか残されていないのだとわかります。

しかし全√終えても五斗の実態、消息不明の五光であるうつつのこと、主人公と五光たちの記憶にはない両者の関わり、ツキの半身の正体など謎は謎のままで、たぶん最終巻までひっぱっていくであろう手法は商魂たくましい(笑)。

エロいエロいという感想を結構耳にしていましたが、R18乙女ゲーも赤裸々TLもガッツリ読む私にとっては「そんなにエロくなかった」です(てへっ)。それは個性的な由良さんの繊細なイラストの影響も大きかったはず。

 

蛟編をプレイする前まではシリーズ全巻購入は決めかねていたのですが、システムもシナリオも含め私の中ではいい手ごたえがあったので全巻プレイする予定です。

なにより残された謎がものすごく気になる。

 

キャラ感想を少し。

【蛟】この巻の唯一の正当なパートナー。由緒正しい家柄、潔癖レベルの性格と言動。一見パーフェクトな人という印象だけど、誰よりも家柄、血筋に囚われている一族であり、彼もまたそれに苦しんでいることが明かにされるのがこの蛟編。それがどれだけ根深く彼の心に巣くっているのかは、蛟√よりも他のバドエン√の方に色濃く出ていたように思います。いろは√でいろはからの拷問のような尋問を受けるシーンで、先のない恋と知っていても主人公への想いだけは捨てない蛟は毅然としていて男前でした。

【唐紅】すべにおいてエキセントリックで、CVの日野くんの怪演もあって「なんというヒールっぷり!!」という印象の唐紅。だからこそ主人公にマジ惚れしたシーンの、恋に落ちた瞬間のギャップ萌えは大きかった。フルコンプしてみれば紅だけが、枷に囚われず、主人公への想いだけで真っ直ぐにぶつかってきた人で、その想い故に散っていったところにもキュンとしました。

【姫空木】王子様ではなくてお姫様。その立ち位置の違いがキーポイントだったかな。蛟√→唐紅√とプレイするなかで、闘いの最中の姫の「ふふっ」というヤンデレのような笑いの怪しさに「え?」と思った疑問が間違っていなかったと姫空木√で明らかに。これは立花さんお得意のキャラだなぁ。蛟のことを誰よりも理解している姫が、友情より恋を選ぶと決意した途端のヤンデレっぷりはすごかった。

【いろは】このゲームの謎を解く鍵を握っている人だということは、ツキの半身の声もてらしーが担当していることろからも簡単に想像できますが、プレイし終えても謎はしっかり謎のまま。くっそぉ、うまく作ったなー制作陣(笑)。いろはは百歳の会話のかみ合わなさがとても楽しく、感情が表に出ないサイボーグみたいな人なのに甘いものには目がなくて、嫉妬だだ漏れな自分の感情にはとんと無自覚というギャップがかわいい人。おまけに望月を持つ主人公の運命も知っている節もちらほら。だから蛟の代わりに自分を選ばせた時点で、自分の命の終わりも覚悟しているところが切ないし萌えます。ラストの意味深ぶりを考えると、絶対にいろは√は最後にプレイしなくちゃダメですね、あれは(笑)。

 

サブキャラの百歳も素敵。

百歳がいたからこそ全ルート飽きずにプレイできたのかもしれないし、それくらいかわいかった。CVに女性声優さんではなくあえて水島さんを持ってきたことでキャラクターの魅力がずいぶんと増したと思う。かなりの御贔屓キャラになりました。パートナーのいろはよりも主人公の方が好きという百歳に救われた部分も大きかったです。

 

最後まで謎だらけ!フルコンプリートしてもとにかく謎だらけ!!しかも主人公の秘密が完全に明かされるであろういろは編(←発売の予告すらない)が下手すると再来年になりかねない(苦笑)状態で、なんだかものすごく長い生殺し状態になりそうです。

でも私はいろはが一番大好きだ―――っ!